カテゴリ:
フレンチの枠に捕らわれない、唯一無二の「斎藤料理」が頂けると聞きまして。
広尾『Alternative(オルタナティブ)』
お店は北里通りから一歩入った住宅街。
隠れ家か秘密基地のような佇まいも独創的。
FullSizeRender

事前予約は食事のみのビストロ ディナーコース。
連日の真夏日、日が暮れた後も暑さが残る。
乾杯はやっぱり泡で。
シャンパーニュ、コンベルサシオン。
FullSizeRender

9,680円/人のリーズナブルなコース。
お魚3皿とお肉にデザートの計5品。
タコスやガスパチョ、パオといったフレンチではあまり見かけないキーワード。
IMG_7473

まずは鮎。
ふっくらとした鮎の身と、
こんがりサクサクに揚げられた中骨を、
クレソンと共にタコスで包んでがぶり。
バラエティ豊かな食感。
苦みや酸味、辛みが代わるがわる、そしてバランス良く押し寄せる。
FullSizeRender

ガスパチョはピーマンやキュウリといった緑色した野菜が主体の、
苦みが効いた大人な仕上がり。
ちなみにきゅうりはシェフの地元大阪が生んだ伝統野菜、毛馬胡瓜。
柑橘系の果実やジュレもいいアクセント。
FullSizeRender

パンは自家製のカンパーニュ。
ハード過ぎず、かといってふにゃふにゃでもない心地よい歯ざわり。
FullSizeRender

ここで白ワイン。
私はスペインの『ジョルディ・ロレンス ブラン シンコ シエテ』
葡萄はパレリャーダとマカベオといった聞きなれない品種で、
酸味が特徴的で苦みのある料理にも良く合う。
連れはニュージーランド『フォレスト・ソーヴィニョン・ブラン』
イメージ通りすっきりとしていて飲みやすい。
FullSizeRender

3皿目はサーモン。
鳥取のブランドサーモンで、皮目はパリパリ、身はふっくら。
添えられた金針菜の天ぷらもさくさく。
FullSizeRender

メインは鴨。
IMG_7487

ほぐした状態でサーブ。
牛蒡を炊いたものに、ソースは黒ニンニクと実山椒。
お好みでふっくらパオに包んで。
IMG_7483

別添えのソースはパクチーベースの爽やかなものと、
辛子のヴィネグレット。
FullSizeRender

赤ワインはフランスのピノ
『シャトー・ド・ヴォー モゼール レ・クロ』
ピノらしい力強さ。
FullSizeRender

デザートは2種類から選択。
こちらはメロン。
ミルクのアイスにサンブーカをかけて頂く大人な一品。
まずはメロンを一口。
その後、アイスと共に。
良く熟した果肉はアイスにも引けを取らない甘さ。
最後はアルコール度数40°のサンブーカをかけて。
スターアニスの独特の風味ときつめのアルコールでがらっと味変。
最後にしっかりシマリマス。
FullSizeRender

連れは桃。
コンポートに仕上げたモモにミルクアイス。
上には山椒のシャーベット。
一見意外な組み合わせ。
一緒に食べると不思議とまとまりのある味わい。さすがです。
FullSizeRender

食後には冷たいカフェオレ。
FullSizeRender

ミニャルディーズ。
クリームチーズにドライフルーツとココナッツを混ぜ込んだ自家製。
FullSizeRender

グラスワインはおそらく2,000円/杯。
メロンのデザートは追加料金でたぶん+1,000円くらい。

帰りに外へ出るとちょうど雨が降り始めたのですが、
よろしければと、ビニール傘を用意してくれました。
なんともありがたい心遣い。
また伺います。ご馳走様でした!

Alternativeフレンチ / 広尾駅白金台駅白金高輪駅
夜総合点★★★☆☆ 3.7