【福井】精進料理@永平寺 ~親禅の宿 柏樹関~
一度参拝したかった禅宗・曹洞宗の大本山『永平寺』
3月末に念願叶っていざ。
いきなり春の嵐の洗礼。
行きの航空便がまさかの強風予報により欠航(涙
一度はあきらめかけたが、新幹線&特急で福井まで向かうことに。
久しぶりのひかり号。旅のお供は幕の内弁当とビール。
米原からは特急しらさぎへ乗り換え。
順調な旅路かと思いきや、
ここでも強風の影響でダイヤが混乱。
特急は途中の武生駅で立ち往生。
隣の普通電車はいったん発車するということで一か八かの乗り換えw
不安な気持ちを抑えつつ、車窓を眺める。
メガネの街『SABAE』を通過。
予定通りならローカル線での旅路も悪くないけど。
揺られること20分、なんとか福井駅に到着。
ほっと一息。
永平寺まではあともう少し。
バスチケットは『京福バス高速バスチケットセンター』で。
凄く綺麗な建物。推しの恐竜オブジェももちろん。
永平寺へのバスは『永平寺ライナー』か『一乗谷朝倉特急バス』が便利。
今回はタイミングの関係で『一乗谷朝倉特急バス』。
悪天候だからか、時間の問題なのか。
バスの乗客は全部で4名。
バスも小ぶりなマイクロで再び不安な気持ちにw
福井駅でゲットした東尋坊おにぎり。
まぁ、天むすってやつかな。
名前負け感が否めない。
こちらは帰りにリピった『金花堂はや川』さんの、
『もっちり塩まんじゅう』(160円/個)と『キントン マロン』(280円/個)
塩まんじゅうはほんとにもっちりとした生地に、
ときおり感じる塩気が堪らない一品。
キントンマロンもあとからじっくり旨味が押し寄せる。
なんとか、、ほんとになんとかたどり着いた本日のお宿。
『永平寺 親禅の宿 柏樹関』
館内に入ってまず目に入るのは、
実際にお寺で使用されていた『魚鼓(ほう)』
食事の際に打ち鳴らして使うとのこと。
ロビー脇の『開也(カイヤ)の間』
座禅や写経で利用できる。
ロビーの香りはオリジナルのお線香『老杉香』
永平寺杉の間伐材を使用した優しい香り。
本日のお部屋は、304の車百合。
ベッドはゆったりとしたツイン。
頭上の壁紙は『越前和紙』
そうそう、客室プレートは『越前漆器』で作られ、
越前焼きの急須や湯呑、洗面ボウル、
県産の杉を使ったスピーカースタンドなどなど、
多くの地域の名産品が用いられているのもこのお宿の特徴。
居間に飾られた絵は増田洋一郎氏の作『車百合』
洗面は1ボウル。
宿坊ということもあり、
必要なものをシンプルに設えてあるといった感じ。
部屋に風呂は無く、シャワーブースのみ。
アメニティはDHC。
客室からの眺め。
絶景!っといった眺望ではないが、
真下を流れる永平寺川の水の音がいい感じ。
お茶菓子はオリジナルの餡が入った落雁。
音楽をかけたり、フロントに電話したり、ちょっとしたことはAIスピーカーで。
時代だなぁ
チェックイン後、15:00過ぎから座禅体験。
お宿からお寺へ向かう。
非常にきれいに整えられた道。
こちらは尼僧の住居、宿泊のための『柏樹庵』
曹洞宗第一道場の文字に気持ちが引き締まる。
座禅体験は約20分程度。
姿勢から心構えまで、丁寧に教えていただき、
気分もどこかすっきりした気持ちに。
わずかではあるが、すごく有意義な時間。
ロビーのパンフで『座禅』の復習。
館内の大浴場でひとっ風呂浴びたら、
夕食は館内の『水仙』で。
希望すれば肉や魚を使った和食も選べるが、
せっかくなので精進料理をチョイス。
修行中というわけではないのでお酒は頂き〼w
前菜は『胡麻豆腐に銀餡と山葵、
茸旨煮と胡瓜のあいまぜ、
車麩フライ 加減酢ジュレ、
菜の花お浸し、こごみ白和え、ふきのとう田楽、
酢取り茗荷、うち豆唐揚げ』
といったラインナップ。
趣向を凝らした品々、揚げ物もあるので全然違和感ないw
豆の唐揚げなんて鶏肉っぽさもあるし、絶品!
お造りももちろん動物性の食材は一切なし。
『重ね湯葉に柚子蒟蒻、アボカド』
煮物は『飛竜頭(ひりょうず) 大根 占地(しめじ) 青味』
お出汁がしっかり沁みたがんもどきに大根。
美味しいに決まってる。
ここらで日本酒。
『福井県の日本酒 5種飲み比べ』
左下の『梵 さかほまれ 純米大吟醸』を最初に一口。
結局これが一番おいしくて、
追加で『梵 ゴールド純米大吟醸』もオーダーw
台の物、お鍋は『湯葉野菜鍋』
こちらもお出汁が効いててすべて完飲。
揚物は『大根し饅頭揚げ出し かぶ 大根 たらの芽』
揚げ物万歳。塩と油って偉大だな。
ご飯は福井県産の『いちほまれ』
やや水が多めのべたっとした炊きあがりだけど、
お米自体は甘みもあり好きなテイスト。
デザートは『胡麻豆乳寄せ 小豆』
あるようで無かった初めての食感。
甘さ控えめで罪悪感も無いw
館内に飾られた道元禅師の生涯を紹介するパネルを眺めながら部屋へ。
翌日は朝四時から朝課(朝のおつとめ)に参加。
全部で100名くらいはいらしたのだろうか。
お寺で最も高い位置にある法堂に集まって、
読経や焼香を行うこと約1時間。
なかなかできない体験に大満足。
参加者に配られる記念品。
法話と館内の説明で都合3時間の大イベント。
宿に帰って冷えた体を温泉で温めてから朝食。
おかゆに添えられたのは鼈甲飴。
小鉢は『胡麻豆腐 甘味噌 けしの実、
切干大根煮、肉大豆甘辛煮 大根卸し 針唐辛子、
法蓮草胡麻和え、麩の辛子和え、昆布炒め煮、
鹿尾菜と肉大豆の旨煮』
とバラエティ豊か。
チェックアウトして、改めて永平寺へ。
参道に差し込む光と苔むす岩々。
永平寺のシンボル『唐門(からもん)』
風情と威厳を兼ね備えた堂々かつ神秘的な佇まい。
『傘松閣』
昭和5年創建。
天井に飾られているのは、昭和5年当時の日本を代表する、
著名な画家達140余名によるもの。
山門の仁王像。
山門から中雀門を望む。
食事の際には、修行僧がこちらを通って膳を運ぶ。
改めて『法堂』
見事な天蓋と猊。
山の斜面に建てられているため、
そこかしこに階段。
ここも修行僧の方々がきれいに掃除をされているのだろうか。
チリ一つ無い
そうこうしている間にすっきりとした晴れ間が。
そうそう、参拝の際は宝物館も忘れずに。
館内は撮影禁止なので内容は訪れてからのお楽しみ。
とても綺麗な建物。
まだ雪が残る境内。
水の流れる音を聞きながら後にする。
帰りもバスで福井駅まで。
バスを待つ間、快く傘を貸してくれた『永平寺門前のお食事処 井の上』さんで、
『名物ソースカツ丼とおろしそば』
ソースかつ丼はまぁ、、こんな感じかな。
おそばは10割でしっかりとしたコシに、そばの香り。
塩で頂く。
さらに、バス停の目の前にアップルパイの看板発見。
ついついつまむ。こうやっていろいろ食べ歩くのも旅の醍醐味w
作りたてなのでさくさくの生地に甘すぎない林檎。美味しい。
福井駅では行きに購入して絶対リピートすると心に決めたまんじゅうをGET!
はや川さんのショップに飾られていた愉快なトラ。
”笑”っていい字だな。
昼食はお寿司。
プリズム福井の中にある『北陸漁港 北のおやじ』
分厚く切られたネタに大満足!
北陸と言えばの白エビも唐揚げで。
赤だしでかに汁も。
発車の時刻まではやや余裕があったので、
福井城の跡地に造られた県庁を見学。
桜が咲いていたら映えたのにw
福井駅前は恐竜推し。
ついでに柴田勝家が最期を迎えた『北の庄城址(きたのしょうじょうし)・柴田公園』を見学。
柴田勝家の像。
かにめしと鯖寿司を携えて、家路につく。
1泊2日の小旅行。
しかし、濃密な時間を過ごすことができた2日間。
気持ちを込めて、合掌。
3月末に念願叶っていざ。
いきなり春の嵐の洗礼。
行きの航空便がまさかの強風予報により欠航(涙
一度はあきらめかけたが、新幹線&特急で福井まで向かうことに。
久しぶりのひかり号。旅のお供は幕の内弁当とビール。
米原からは特急しらさぎへ乗り換え。
順調な旅路かと思いきや、
ここでも強風の影響でダイヤが混乱。
特急は途中の武生駅で立ち往生。
隣の普通電車はいったん発車するということで一か八かの乗り換えw
不安な気持ちを抑えつつ、車窓を眺める。
メガネの街『SABAE』を通過。
予定通りならローカル線での旅路も悪くないけど。
揺られること20分、なんとか福井駅に到着。
ほっと一息。
永平寺まではあともう少し。
バスチケットは『京福バス高速バスチケットセンター』で。
凄く綺麗な建物。推しの恐竜オブジェももちろん。
永平寺へのバスは『永平寺ライナー』か『一乗谷朝倉特急バス』が便利。
今回はタイミングの関係で『一乗谷朝倉特急バス』。
悪天候だからか、時間の問題なのか。
バスの乗客は全部で4名。
バスも小ぶりなマイクロで再び不安な気持ちにw
福井駅でゲットした東尋坊おにぎり。
まぁ、天むすってやつかな。
名前負け感が否めない。
こちらは帰りにリピった『金花堂はや川』さんの、
『もっちり塩まんじゅう』(160円/個)と『キントン マロン』(280円/個)
塩まんじゅうはほんとにもっちりとした生地に、
ときおり感じる塩気が堪らない一品。
キントンマロンもあとからじっくり旨味が押し寄せる。
なんとか、、ほんとになんとかたどり着いた本日のお宿。
『永平寺 親禅の宿 柏樹関』
館内に入ってまず目に入るのは、
実際にお寺で使用されていた『魚鼓(ほう)』
食事の際に打ち鳴らして使うとのこと。
ロビー脇の『開也(カイヤ)の間』
座禅や写経で利用できる。
ロビーの香りはオリジナルのお線香『老杉香』
永平寺杉の間伐材を使用した優しい香り。
本日のお部屋は、304の車百合。
ベッドはゆったりとしたツイン。
頭上の壁紙は『越前和紙』
そうそう、客室プレートは『越前漆器』で作られ、
越前焼きの急須や湯呑、洗面ボウル、
県産の杉を使ったスピーカースタンドなどなど、
多くの地域の名産品が用いられているのもこのお宿の特徴。
居間に飾られた絵は増田洋一郎氏の作『車百合』
洗面は1ボウル。
宿坊ということもあり、
必要なものをシンプルに設えてあるといった感じ。
部屋に風呂は無く、シャワーブースのみ。
アメニティはDHC。
客室からの眺め。
絶景!っといった眺望ではないが、
真下を流れる永平寺川の水の音がいい感じ。
お茶菓子はオリジナルの餡が入った落雁。
音楽をかけたり、フロントに電話したり、ちょっとしたことはAIスピーカーで。
時代だなぁ
チェックイン後、15:00過ぎから座禅体験。
お宿からお寺へ向かう。
非常にきれいに整えられた道。
こちらは尼僧の住居、宿泊のための『柏樹庵』
曹洞宗第一道場の文字に気持ちが引き締まる。
座禅体験は約20分程度。
姿勢から心構えまで、丁寧に教えていただき、
気分もどこかすっきりした気持ちに。
わずかではあるが、すごく有意義な時間。
ロビーのパンフで『座禅』の復習。
館内の大浴場でひとっ風呂浴びたら、
夕食は館内の『水仙』で。
希望すれば肉や魚を使った和食も選べるが、
せっかくなので精進料理をチョイス。
修行中というわけではないのでお酒は頂き〼w
前菜は『胡麻豆腐に銀餡と山葵、
茸旨煮と胡瓜のあいまぜ、
車麩フライ 加減酢ジュレ、
菜の花お浸し、こごみ白和え、ふきのとう田楽、
酢取り茗荷、うち豆唐揚げ』
といったラインナップ。
趣向を凝らした品々、揚げ物もあるので全然違和感ないw
豆の唐揚げなんて鶏肉っぽさもあるし、絶品!
お造りももちろん動物性の食材は一切なし。
『重ね湯葉に柚子蒟蒻、アボカド』
煮物は『飛竜頭(ひりょうず) 大根 占地(しめじ) 青味』
お出汁がしっかり沁みたがんもどきに大根。
美味しいに決まってる。
ここらで日本酒。
『福井県の日本酒 5種飲み比べ』
左下の『梵 さかほまれ 純米大吟醸』を最初に一口。
結局これが一番おいしくて、
追加で『梵 ゴールド純米大吟醸』もオーダーw
台の物、お鍋は『湯葉野菜鍋』
こちらもお出汁が効いててすべて完飲。
揚物は『大根し饅頭揚げ出し かぶ 大根 たらの芽』
揚げ物万歳。塩と油って偉大だな。
ご飯は福井県産の『いちほまれ』
やや水が多めのべたっとした炊きあがりだけど、
お米自体は甘みもあり好きなテイスト。
デザートは『胡麻豆乳寄せ 小豆』
あるようで無かった初めての食感。
甘さ控えめで罪悪感も無いw
館内に飾られた道元禅師の生涯を紹介するパネルを眺めながら部屋へ。
翌日は朝四時から朝課(朝のおつとめ)に参加。
全部で100名くらいはいらしたのだろうか。
お寺で最も高い位置にある法堂に集まって、
読経や焼香を行うこと約1時間。
なかなかできない体験に大満足。
参加者に配られる記念品。
法話と館内の説明で都合3時間の大イベント。
宿に帰って冷えた体を温泉で温めてから朝食。
おかゆに添えられたのは鼈甲飴。
小鉢は『胡麻豆腐 甘味噌 けしの実、
切干大根煮、肉大豆甘辛煮 大根卸し 針唐辛子、
法蓮草胡麻和え、麩の辛子和え、昆布炒め煮、
鹿尾菜と肉大豆の旨煮』
とバラエティ豊か。
チェックアウトして、改めて永平寺へ。
参道に差し込む光と苔むす岩々。
永平寺のシンボル『唐門(からもん)』
風情と威厳を兼ね備えた堂々かつ神秘的な佇まい。
『傘松閣』
昭和5年創建。
天井に飾られているのは、昭和5年当時の日本を代表する、
著名な画家達140余名によるもの。
山門の仁王像。
山門から中雀門を望む。
食事の際には、修行僧がこちらを通って膳を運ぶ。
改めて『法堂』
見事な天蓋と猊。
山の斜面に建てられているため、
そこかしこに階段。
ここも修行僧の方々がきれいに掃除をされているのだろうか。
チリ一つ無い
所謂キッチン『大庫院』の入り口に飾られた『大すりこぎ棒』
触ると料理が上達すると言われているそう。
すりすりw
触ると料理が上達すると言われているそう。
すりすりw
そうこうしている間にすっきりとした晴れ間が。
そうそう、参拝の際は宝物館も忘れずに。
館内は撮影禁止なので内容は訪れてからのお楽しみ。
とても綺麗な建物。
まだ雪が残る境内。
水の流れる音を聞きながら後にする。
帰りもバスで福井駅まで。
バスを待つ間、快く傘を貸してくれた『永平寺門前のお食事処 井の上』さんで、
『名物ソースカツ丼とおろしそば』
ソースかつ丼はまぁ、、こんな感じかな。
おそばは10割でしっかりとしたコシに、そばの香り。
塩で頂く。
さらに、バス停の目の前にアップルパイの看板発見。
ついついつまむ。こうやっていろいろ食べ歩くのも旅の醍醐味w
作りたてなのでさくさくの生地に甘すぎない林檎。美味しい。
福井駅では行きに購入して絶対リピートすると心に決めたまんじゅうをGET!
はや川さんのショップに飾られていた愉快なトラ。
”笑”っていい字だな。
昼食はお寿司。
プリズム福井の中にある『北陸漁港 北のおやじ』
分厚く切られたネタに大満足!
北陸と言えばの白エビも唐揚げで。
赤だしでかに汁も。
発車の時刻まではやや余裕があったので、
福井城の跡地に造られた県庁を見学。
桜が咲いていたら映えたのにw
福井駅前は恐竜推し。
ついでに柴田勝家が最期を迎えた『北の庄城址(きたのしょうじょうし)・柴田公園』を見学。
柴田勝家の像。
かにめしと鯖寿司を携えて、家路につく。
1泊2日の小旅行。
しかし、濃密な時間を過ごすことができた2日間。
気持ちを込めて、合掌。